口腔外科

虫歯や歯周病の治療以外の、口内やその周りの疾患に対して処置を行っています。顎の痛み・違和感を治療する顎関節症、親知らずの抜歯、舌・唇の症状を治療する口腔粘膜疾患があります。

一般的に17～30歳ごろに生えてくる、前歯から数えて8番目の歯のことを言います。永久歯の中で一番最後に生えてくるためスペースがなく、横や斜めに傾いたり、骨の中に埋まったまま生えてこない場合もあります。このような親知らずは腫れたり隣の歯まで虫歯になることが多く、トラブルの原因にもなるので、状態によっては抜歯したほうがよい場合もあります。

顎の関節周りの何らかの原因で、顎が鳴ったり、痛みや口が開かないなどの機能低下が起きることを言います。肩こり・頭痛・難聴・めまい・食欲不振などの症状が出てくる場合もあり、生活に支障をきたします。

生活習慣病的な部分が大きいため、歯ぎしりや偏った咀嚼などの悪習癖を取り除く治療や、患者自身が行うセルフケアが中心となります。その他には薬物療法、原因となる噛み合せの矯正、関節腔内を洗浄、内視鏡下での外科的手術などで治療を行うこともあります。

舌、歯肉、頬、口唇などを覆っている組織を口腔粘膜と言います。この粘膜に発生する病気を総称して口腔粘膜疾患と呼んでいます。症状は様々で色調異常、びらん、潰瘍、腫瘤、水疱など非常に多岐にわたります。

そのため、治療法も原因部分の切除、薬を主体とする対症療法など多岐にわたります。場合によっては癌に変化するものもあるので早期発見が大切です。